一億総左翼時代

再稼動するようですね。デモに参加したほとんどの人は、何事もなかったように日常に戻るのだろうが、69年の政治運動のときも、金切り声で革命を起こそうとしていたファナティックな人々が、そろって翌年から何食わぬ顔で授業に出席し、立派なエリート社会人になったというから、おんなじですね。
というか、デモに参加していた人たちって、全共闘のときに果たせなかった革命的情念を持った老害と、ツイッターで「共闘心」を煽られたナイーブなプチ左翼が多分に含まれてる気がする。もちろん真摯な人もいるのだろうが、ブームが過ぎれば、またゆるい保守派として、元気良く皆出勤するんだから、やはり同じですよ。
 
なんて書くと、誤解を生みますね。ごめんなさい。
ぼくだって原発には反対です。しかしデモをするなら、原発の「是非」ではなく、「是非を決定する方法」を要求するのが現実的だと思うし、何より、「安全に十分な電気を供給する」ことに対しては誰も異論はないんだから、対立し、想像力をすり減らすだけでイイコトないデモに心酔するより、最新の再生エネルギー技術を伸ばしていったほうがいいんだよ。得意なんだから、そういうの、日本人は。
 
311直後、ヒステリックに自粛を呼びかけていた人々が、その舌の根の乾かぬうちに大規模なデモを行っている。
自粛というのは、「いずれの主張にも与さない」ことではなかったのか?単純にエネルギー節約のために行動を控えろという主張であったなら、あまりに短慮軽率と言わざるを得ないです。
彼らは確固たる信念があるわけでもなく、彼らの自己利益に、
・・・やめておこう。角が立つし(もう立ってるが)、そもそもこんなことを書いている自分もまた、典型的なネット左翼にカテゴライズされちゃうわけで、弁が立たず、とりたてて信念もない人間は「黙して語らず」にいたほうが良いですね。(もう語っているが)
 
追記:
 
木村束麿呂事件wiki 「今すべきこと」
最近の盲信的デモ隊の言葉遣いになんだか似てると思いませんか。
 
そもそもぼくは「今すべきこと」という切り口が好きではない。今すべきことなんてテメーで選択するし、個人の有責性を批判されても困る。何より、「今すべきこと」という字面には、どうもヒステリックな情念が見え隠れしていて、気持ち悪い。
 
原発には強く反対するけれど、デモには行かないよ、という二項があたかも背馳するかのように煽り立てる人々にこそ、強く違和感を持つし、誰かを断罪し、告発することを目的とした言説は息苦しい。意見の合わないひと、価値観の異なる人々のことを、端的に「他人」と呼ぶのならば、彼らの「正義」によって、傷つき拒絶された人々への気遣い、すなわち「他人への愛」が、正しい人々の言葉にはついに見えない。
 
デモの話はもう止めます。
お知らせです。
 
2012.7.21(土) / 喫茶茶会記
 
異文化交流ナイト Vol.10
Open / Start : 18:00 / 23:00
予約2000円 当日2500円
 
この日は、Jessicaは多治見智高くん(Vn)と朝永侑子(Hp)さんと、須山はTYMOTEの村井智くんとそれぞれパフォーマンスします。
 
 
2012.8.4 / 渋谷 WOMB
 
ABEL vol.2
2012.8.4 (土)
17:00?20:45
 
この日は、あだち麗三郎くん(Dr)と芦刈純くん(Cb)をサポートに4ピースのガタリです。
 
 
7/21は村井くんの笑顔セット(下の動画)のうえでかちゃかちゃピアノ弾きます。