焚き火宣言
焚き火は法律で禁止されているそうなのだが、四の五の言わず、木を燃べろと、時代がわたしたちに要求する。だから、ジャック・ロンドンに倣い、ぼくらはただ、BUILD A FIREするのである。
しかし、焚き火を創造しうるのは風であるし、焚き火のエンドユーザーは空だ。となると、焚き火の前で唖然と立ちすくむわたしたちは、いったい何だ?
わたしたちが消費するのは、ぴかぴかの貨幣でもなく、ぴちぴちの情報でもない。掃いて捨てるほどあるイデオロギーでもないし、つまらない言葉なんかでもない。「木」だけである。なんてプリミティブで、音楽的なんだ。それに炎があがることについて誰も言い訳が出来ない。なにより温かいのである。
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