サディスティック

「不正受給許さない」という文言、一見非の打ち所のない"正義"に見えるけれど、彼らがそのフレーズを掲げて全生活保護家庭に訪問していた事実を鑑みれば、明らかに、威圧、それも、憂さ晴らし、サディスティックな八つ当たりにしか見えない。

「チ、オレらは毎日毎日汗水垂らして、おもしろくもねぇ役所タスクに従事してるってーのに、おまえら不労所得に与ってフザケやがって!」
というマインドが透けてみえる上に、「不正を是正する」という大義名分を得て、自らの嫉妬と欲望を隠伏しているのが、なんとも汚い。

彼らは彼ら自身が老い、また偶発的に、いつ、何時、自らが弱者になる可能性をついに想像もできないんだろう。

そんな人間には、弱者に寄り添う仕事に就いてほしくない。
弱者の身の上に共感できないようなサモシイ人間に、社会保障制度の運用権益を与えたくはない。そもそもアンタたちは、不正を正し罰するための職員じゃないだろうと思うのだが。