ブログを読む

おもしろいブログを読みたい。
一日一投稿。いや隔日でもいい。
ぼくが購読している人のブログは、mixiを除くと、(身内のブログも含めて)10人足らずである。
彼らは文章が上手であるうえに、たぶん恐ろしく書くのが速いので、不定期ではあるが、まぁまぁ頻繁に更新している。けれど、ぼくは、毎日でも、卓説を拝読したいのです。ひざを打ったり、深く頷いたりしたいのです。


「だったら本を読め」とおっしゃるかもしれない。本もそりゃ読むよ、読むけども、
本てさ、身構えるじゃないか。映画と同じで。
装丁を眺めて、タイトルを黙認し、うっかり手触りを感じて、べっとりした帯を剥ぎ取り、発行年月を渋々確認して、「はじめに」を思案気に読み通す。「はじめに」がないなら「序論」がある。
それもないものは、ジャンプ台のない跳び箱と同じで、心配りに欠けているので、お断りである。
ここまでの行程でフツウの人間はうんざりしてしまう。
それから、どぎまぎしつつページをめくると、「目次」という障壁が立ちはだかっている。
こいつを突破するのは大変だ。登る前から、山の高さを思い知らされるようなものだから。
「序論 ○○ 5 第二章 △△ 126」なんてものを見たら、がっくり戦意喪失、ビギナーにいきなり121頁は、酷である。


と、いうかんじで『差異と反復』を前に怯んでいたら、このようなブログ?を見つけました。
まぁ、よみやすい。(とは言えないけど。どこのだれがドゥルーズ関連のテキストをすらすら読めるだろう。)


「現実を変えようとする熱情も、熱情を冷ややかに見つめる分析も、ともに現実を排除する。思考とはその循環である。」
アツイ!
http://www3.ocn.ne.jp/~camp/deleuze.html

この「海辺のカフカ」書評もなかなかいい。
http://www3.ocn.ne.jp/~camp/umibe.html

だれかおもしろいブログみつけたら教えてください。
http://www.radiodays.jp/blog/hirakawa/?p=392
http://blog.livedoor.jp/toshihirock_n_roll/archives/2009-06.html#20090616
このふたりはおもしろいです。




「ベランダに洗濯物を干すと、景観を損ねる恐れがありますので、控えてください」
というような記事を見たけれど、
これは酷いんじゃないかと思う。

洗濯物を干すという行為は、人類史とほとんど時を同じくして始まった家事であるし(たぶん)
だいたい、そういう批判をする人間は、家事労働なんて、ついぞしたことのない人間なんだろう。
ぱたぱたと風に揺れる色とりどりの洗濯物は、ホテルの外壁に掲揚されてる国旗なんかより
シンボリックで、いろんな示唆に満ちているよ。



日々のほとんどの時間をアルバム楽曲製作に勤しんでいる。
9,10月はライブが立て続けにあって、
そして、わざとらしく過飾で無益な結婚式が立て込んでいる。
作らねばならぬウェブもたまっているし・・・。
(これらは、うむ、後回し。)
その合間を縫って、本を読んで、マンガを眺め、掃除をして、
洗濯物を畳み、美術館に行き、料理をして、哀しい植物に水を注いで、かちかちに乾いた靴紐をしっかり結んでジョギングする。
あと、テレビのキュートなニュースに律儀に文句つける。


「運動部のマネージャーをやるような女は意味が分からなくて嫌いなんだ」
リリー・フランキー

慧眼である。

ぼくも「意味がわからなくて嫌いなんだ」的なものを挙げてから寝ます。

一、駅の自動改札に切符を入れようとしたら、向こうから足早に駆け寄って、間一髪、切符を(反対側から)挿入し、(ぼくの目の前でピンポーンと悲劇的な警告音が鳴る)勝ち誇ったように改札口を塞ぎやがる醜い女は、意味が分らなくて嫌いなんだ。

一、ルービックキューブの得意な女は、意味がわからなくて嫌いなんだ。