60s

特定秘密保護法によって「知る権利」が脅かされると息巻いてる人々の大半は、いままで「知ろう」とさえしてなかった人間だからな。その無関心の結果が、強行採決をはじめとした一党独裁的な現状ではないのか。

この法案によって、デモクラシー(民主主義ではない)が瓦解し、強固な言論統制が敷かれても、知りたいことがあれば情報は手に入るし、聴き手の聴く意志がある限りメッセージは届くもんだよ。
いつの時代だってそうだったはず。

この法案に対して定見はないけれど、今後、強固な言論統制が敷かれたら、60sのような体制vs反体制の構図が復活し、スノーデン事件のようなカラフルな事件が頻発するかもしれない。
そして、facebookからは「今夜の献立」的くだらん投稿はタイムラインから消えうせ、「今夜の隠れ家」の情報交換が主なやりとりとなる。
幼児的な歌謡曲は淘汰され、(無駄に)骨太のロックンロールが毎週チャートイン。
村上龍が「69 season2」発表。眉間にシワよせて。もちろん電子書籍で。
ウィキリークスのような秘匿ジャーナリズムが活性化。ついでに反米ビジネスも活性化。

・・・じつは左翼なひとびとが元気になる法案なんじゃ。