ブロッコリー

スーパーで食材を物色していると幼児が「ブロッコリー!ブロッコリー!」と狂気の蛮声をあげていたので、「ここだよ、ほら」とブロッコリーの在り処を教えてあげたら、「あぁ」と2オクターブぐらいトーンダウンした返事が返ってきた。だからこどもは嫌いなんだよおれは。

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バルトーク

感情のあやをすっと解いてしまう節度のない音楽にあまり興味はない。たとえば晴れた日の午後、古い友人が尋ねてきて叩いたドアのノックのような、波打ち際の暖かい問いかけのような、あるいは、恋人のくしゃみのような、抑制のきいた音列が好きだ。そう、バルトークの音楽のような。

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尿意

猫がおしっこするとき、最初はそろそろと砂を掘ってるのだけど、途端に掘る速度をあげて焦りだす。なんだか、尿意を我慢しながら家路に着く人間と似ている。

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悪意

悪口は無根拠でも発信できるけれど、褒めることは無根拠では出来ない。だから、世間では賛辞より悪罵をよく耳にするし、悪意の飛距離はいつだって果てがない。

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ユニクロで洋服を買う。近年とんと服を買わなくなった。「服装なんて、人間にとって二次的な記号でしかないし、くだらんイデオロギーに繋縛されたくねぇ。」というわけではもちろんなくて、ただ金がないだけである。

ただし、洋服の持つ記号の意味は、自己主張、個性への希求なんかではないよ。「ひとにどう見られたいか」その一点に尽きる。本当の「私」とは、「他人から見た私」の集合体であるので、汚い格好しているやつは、じぶんが汚い人間であることを許容しているということです。たぶん。

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