老夫婦

「老夫婦」という言葉にはどことなく牧歌的な響きが含まれているのに、「夫婦」だけだと、いささか憂鬱な言葉となる。彼らは少しずつ幸せになっていくのかもしれない。 http://twitter.com/monobook/status/24225952162

小さな声が響く

お久し振りです。 ツイッターやってる人たちは日々顔を、いや文字を合わせてるけどさ。 最近、政局が混沌としているようですね。 テレビをまったく見ていないので、管政権も、小沢一郎のこともよくわからないし、そもそもぼくは政治には怠惰であろう、どんな…

浴衣

浴衣マジックとは、浴衣を着た女性が普段よりも魅力的に見える現象ではなく、みんながいそいそと浴衣を着てくるなか、ひとり平然と私服で登場する女性に胸キュンしちゃう事態をそう呼ぶ派。 http://twitter.com/monobook/status/20624964556

ポストワールドカップ

お久し振りです。 書きたいことはたくさんあったはずなのだけれど、 ツイッターでじゃぶじゃぶとドクサを流し続けているので 手元にはわずかな記憶と、いくつかの泣き言しか残っていません。 ■ 8/11 Releaseの、 PROGRESSIVE FOrM 3rd Compilation Album var…

リズム

リズムは楽しい。聴衆はいつも一秒先に待ち構えている未来のリズムを既に感じている。打者がボールの軌道を予測するのと同じように、聴衆はリズムの着地点を密やかに待っている。美しい音楽は遡及的に思い出すものではない。未知の記憶を探り当てることなし…

ユニゾン

電話口での会話終盤における、「宜しくお願いします、失礼します。」って、わりとユニゾンするよね。 http://twitter.com/monobook/status/15252669223

ブロッコリー

スーパーで食材を物色していると幼児が「ブロッコリー!ブロッコリー!」と狂気の蛮声をあげていたので、「ここだよ、ほら」とブロッコリーの在り処を教えてあげたら、「あぁ」と2オクターブぐらいトーンダウンした返事が返ってきた。だからこどもは嫌いなん…

バルトーク

感情のあやをすっと解いてしまう節度のない音楽にあまり興味はない。たとえば晴れた日の午後、古い友人が尋ねてきて叩いたドアのノックのような、波打ち際の暖かい問いかけのような、あるいは、恋人のくしゃみのような、抑制のきいた音列が好きだ。そう、バ…

尿意

猫がおしっこするとき、最初はそろそろと砂を掘ってるのだけど、途端に掘る速度をあげて焦りだす。なんだか、尿意を我慢しながら家路に着く人間と似ている。 https://twitter.com/monobook/status/14331011709

曲線と探し物

■ 最近、様々なものに飽きている。 愛聴していたいくつかの音楽に飽きた。好きな作家の文章を読んでいても、なんだか文体自体にうんざりしてしまう。底無しに愛していたクリーム鯛焼きも買わなくなった。ついでにiphoneのフォルムにも飽きた。 人間は飽きる…

悪意

悪口は無根拠でも発信できるけれど、褒めることは無根拠では出来ない。だから、世間では賛辞より悪罵をよく耳にするし、悪意の飛距離はいつだって果てがない。 http://twitter.com/monobook/status/13086405518

想像力

小さな子供のクレヨンの箱を見ると、肌色だけ著しく減っている。ひどく虚しい気持ちになる。 http://twitter.com/monobook/status/12994169029

ユニクロで洋服を買う。近年とんと服を買わなくなった。「服装なんて、人間にとって二次的な記号でしかないし、くだらんイデオロギーに繋縛されたくねぇ。」というわけではもちろんなくて、ただ金がないだけである。 ただし、洋服の持つ記号の意味は、自己主…

new sounds of tokyo vol.4

new sounds of tokyo vol.4 終わりました。 素晴らしい音を用意してくださった音響の方、気持ちの良いスタッフの方々、 素晴らしい出演者の皆様、ながい時間お付き合いしてくれた10000人を越えるお客さんたち・・・ 本当にありがとうございました! 楽しかっ…

バカ

「バカは死んでくれ」と、コトあるたびに思うけれど、いつも一日前の自分はおぞましいほどのバカなので、ついに死ぬまで発語できない言葉の一つ。 http://twitter.com/monobook/status/12166520580

さっとハッピーになって、ゆるやかに死ぬ

■ ぼくは細いものが好きみたいだ。 むかしからジャコメッティは好きだったし、タイポグラフィもlightなものが好きだ。 Linotypeのユニバースとか、avenirとかほんと綺麗だと思う。むかし、京都の恵文社で針金で出来たしおりを見つけて買ったんだけど、なくし…

オリンピック総論と諸々

■ 「Nebular for Thirteen」をSTUDIO VOICE ONLINEにて紹介して頂きました。 STUDIO VOICE ONLINE ■ TOWER RECORDS 渋谷店 AMBIENT/ELECTRONICAのコーナーにて「Nebular for Thirteen」を試聴機に入れて頂きました。 ■ 「Nebular for Thirteen」より「Blue N…

検索

検索するという行為は実はおもしろいことで、人の思考の仕方を追随するということだ。そうでなければ一件もヒットしない。だから、ぐぐったのに2件ぐらいしかヒットしないと、ちょっぴり疎外感を味わう。 http://twitter.com/monobook/status/9060859447

風車

風車をみて、はじめて風の形がわかる。鳥をみて、はじめて空に気付くように。 風の形が知りたくて、風車を作った。 風車を見て、風の形を知った。これがアーティストと視聴者の理想の関係だと思う。そうだといい。 http://twitter.com/monobook/status/87992…

イイ女

ごくごく控えめにいって、「イイ女」とは「新しい女」である。高校生のとき読んだ山田詠美以外で、きっぱりそのように断言している人をぼくは寡聞にして知らないので、勇気をだしてここに大書します。 何故、「イイ女」が「新しい女」なのか。以下にその理路…

だいたいのものは燃えるし、温かい

新譜の製作も終え、PC周りと機材をアップデートして、譜面をかりかりまとめて書く。 手書きで譜面を清書するときが作曲工程のなかで一番充実している時間だ。 音が定まる、音が渡る。 やたらと時間がかかる。 つくるときもそうだけど、二番目の和音に一番時…

サッカーニュース

サッカーニュースって、同じ内容なのに、放送局を変えて何度もみてしまうよね。 https://twitter.com/monobook/status/15257494824

やがて

弟の知人のアメリカ人が、あまり英語が喋れない頃の日本人の友人と話しているときのほうが英語がしゃべれるようになった今よりも、面白かった。英語が達者になって話がつまらなくなったと言っていた。 これは、その日本人の知性の奥行のなさが露呈したとか、…

11月の備忘録

■ 来年2月リリースの、CD「Nbular for thirteen」の音作りに励む。そして励む。 レコードレーベルの方の辛抱強く真摯な力添えを受けつつ、もう少しで終わります。 タイトルは、「アーニワニワ(マオリ語で虹)」を諦めて、「Nebular for thirteen(13歳の星…

大衆はこぞって酒を飲む

■ 天才少女とかってさ、意味あるのか? 天才ならいいけど、子供の超絶とかってさ、サーカスじゃないか? あの、なんだっけ、某オーディション番組しかり。 とくに音楽なんて質が良ければ、年齢なんてどうでもいいわけで。 センセーショナルに取り上げられる…

他人のつくるもの

こそこそ曲を作っている。 ああ、なんて良い曲なんだ、と、ついに涙ぐむ。 メンバーにも、友人にも、「自分の曲で泣けるなんて、なんて幸せなやつだ、いやアホだ」と至極まっとうな意見を頂戴している。 なぜ、自分の曲の美しさに打ち震え、幸せのうちに感動…

盛り写メ

徹夜明け。 じょじょに曲が仕上がっていく。 パソコンの画面を凝視するのにも倦んできたので(といいつつ駄文書いてんだけど。) 朝っぱらからテレビを見る。 最近、「盛り写メ」なるものが流行っているらしい。 何、盛り写メって。 ギャル語で過剰に化粧を…

夜だから

■ 政権があっちこっち落ち着かず、その権威の飛沫が灰塵となって降り注ぎ、目が霞んだ女子高生がトチ狂って、1Q84買いまくり、売れ行きに憤慨した某宗教団体が、腹いせに、岡田監督を買収し、広告代理店と、山田電気を経由して、やる気のないファンタジスタ…

ブログを読む

おもしろいブログを読みたい。 一日一投稿。いや隔日でもいい。 ぼくが購読している人のブログは、mixiを除くと、(身内のブログも含めて)10人足らずである。 彼らは文章が上手であるうえに、たぶん恐ろしく書くのが速いので、不定期ではあるが、まぁまぁ頻…

密やかな食卓

母、お杉 「又八、この世に強い人なんておらん。強くあろうとする人、おるのはそれだけじゃ。」 (バガボンド 31巻 / 井上雄彦)僕 「―強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。」 (風の歌を聴け 121頁 / 村上春樹)シンクロニシ…